【祝1周年】トリセツで実践した3つのテッパンiPhoneアプリマーケティング

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昨年の9月6日にリリースした日本一やさしいiPhoneの取り扱い説明書「iPhoneのトリセツ」が本日で1周年を迎えました。365日、毎日オススメのアプリ紹介やよりiPhoneが便利になる小技など、徹底した初心者目線で記事をお届けしております。

新メディアアプリ「iPhone初心者のための解説&流行アプリ情報ートリセツー」をリリースしました。|ジェネシックスブログ」

お陰さまで順調にトリセツの読者さんも増えております(感謝!)。そこで、この1年でトリセツにて実践してきたアプリマーケティングの中でも特に効果があったもの3つに絞ってズドンとご紹介したいと思います。

 

■実績 ~MAUやPV数など~

その前に、簡単にトリセツの現状の実績をご紹介します。

▼MAU

直近3月~7月のMAU推移です。

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3月に20万程度だったMAUは7月には倍の40万近くまで上昇中です。Web版のサイトもありますが今回ご紹介する数字はすべてアプリにおける数値です。DAUだと130,000~150,000のロイヤリティの高い読者さんが毎日訪問してくれています。

 

▼紹介アプリのダウンロード数

トリセツでは日々様々なジャンルのアプリレビューを行っています。レビュー記事によるアプリダウンロードの効果は少ないものだと数百ダウンロードですが、平均して2,000ダウンロード、多いものだと10,000ダウンロードを越える場合もあります。iPhone初心者の方が多いということもあって、定番ツール系のアプリなどが人気ですね。ちなみに読者さんの半数以上が女性です。

 

▼PV

月間ページビュー数は現在約600~700万です。毎日の記事更新数は3本(たまに4本)と、毎日読者さんが把握できる範囲内の記事数にとどめています。サービスとしてページビューは重視しておらず、実際トリセツにおける重要KPIはあくまでMAUやDAUで、質の高い読者さんの獲得を目指しています。

 

さて、実績の話はそこそこに、ここから効果的なiPhoneアプリマーケティングを3つご紹介。

 

①ASO ~キーワード選定とレビュー促進~
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こちらはASO(AppStore Optimization)対策をして効果が出始めたころのデイリーダウンロード数の推移です。施策前と比べて3~4倍に増えました。ASOのポイントは2つです。

①対策キーワード選定

②レビュー催促機能

先ず①に関しては、当たり前ですがアプリのダウンロードにつながるようなモチベーションとマッチした検索キーワード対策が重要です。トリセツではアプリ内の記事検索キーワードのログを参考に設定しました。その対策キーワードは、ちょっと露骨ですが各種itunes connectの登録情報にちりばめられています。

②はだいたいのメジャーアプリはちゃんと実装していますが、満足してアプリを使ってくれているユーザーさんがある程度いるなら絶対効果的です。レビューによるレーティングの数や質は各対策キーワードの順位や、CVRにかなり関わってくるのが実感値です。

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※実際のレビュー催促アラート

この催促アラートを表示させるタイミングと文言のチューニングも重要です。トリセツではいくつかのパターンを検証しましたが、トリセツの世界観を反映したカジュアルな文言と、新規ダウンロード後3日以降の3回目起動で表示させています。ちなみにこのアラートが表示されて「はい!今書きます」を押してくれる人の割合は3~4%でした。

 

②バッジとプッシュ通知

スマートフォンアプリマーケティングにおいて、プッシュ通知はもの凄い武器ですよね。ただいち読み物のメディアアプリという立ち位置では頻繁なプッシュ通知はうざったいものになってしまうので、プッシュ通知は多くても週1回。速報的なニュースや、かなり自信を持ってお送りできる記事更新の際に記事タイトルを入れてプッシュを打ちます。こうやってかなり慎重にプッシュを打っている代わりに、毎日表示させているものがバッジです。

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トリセツの設計段階においても、いかにトリセツを立ち上げることを習慣化してもらうかが重要なテーマだったので、毎朝の通勤・通学時にトリセツの存在にそれとなく気づいてもらうために、毎朝7時にアプリアイコンにバッジを表示させています。これを朝イチバッジと呼んでるわけですが、もちろんそのタイミングには新しい記事が更新されている状態です。実際アクティブユーザーを時系列で見てみると…

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効果てきめん!ちなみにこちらのワザはエキサイトニュースさんに教えて頂きました。感謝です!

 

③アプリ間ネットワーク(独自エコシステム)

アプリ間での誘導もアプリマーケティングでは常套手段ですね。トリセツの場合も例にもれず、そしてちょっと戦略的に独自エコシステムを作っています。

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このアプリ「ウラワザ for iPhone」はトリセツへモチベーションの高いトラフィックを送客するための集客アプリという位置づけです。

アプリ自体はトリセツの「小技」というコンテンツを流用してよりストック型に見やすくしたもので、コンテンツの再利用をしつつ、よりエッジのたったパッケージにすることによってダウンロード数は毎日約1,000程度。ここから日々トリセツに新しい読者予備軍を送客しています。iPhoneアプリの集客においてAppStoreのトラフィックはやは絶大なので、そのエコシステムのなかでいかに巧妙に網を張って独自エコシステムを築けるかは中長期で効いてくるポイントですね。

 

最後に

上記3つ以外にもトリセツでは様々なマーケティング施策を行ってきましたが、やはりアプリ自体の価値(トリセツではコンテンツ(記事)の面白さやそこに対する想い)がベースにあって、そのうえで実施するから効果的なんだと実感しています。今月には新しいiPhoneも発売され、さらに待望のドコモからも発売(?)されるそうですね。希望を持った悩めるiPhone初心者さんたちがたくさんやってくると思うので、これからも初心者に向けた価値あるコンテンツ、iPhone体験を提供していきたいと思います。

テレビに紹介されて有料1位になった「ねつ造電話」の実績は果たしていかほど?

先週の月曜日にありがたいことに弊社の有料アプリ「ねつ造電話(¥85)」が
日本テレビ系の人気番組「深イイ話」に取り上げて頂きました。

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(c)日本テレビ

この「ねつ造電話」というアプリは文字通り着信をねつ造できるというなんとも
味わい深いアプリ
なので、分かり易さとインパクトもあって過去にもサラリーマン
にはお馴染みのテレビ東京系ワールドビジネスサテライト(略してWBS!)の
「トレンドたまご」というコーナーでご紹介頂いたり、各種メディアに取り上げられ
やすいアプリではありました。

弊社としてもリリース当初は課金アプリに集中していたこともあり、メディアへ
取り上げて頂くことはポジティブではあったのですが、直近では継続的に収益化
しづらいワンショットでの課金アプリには注力していないのが現状なので、
このタイミングで日テレの人気番組に紹介されて一瞬でAppStore有料総合1位
を獲得してしまうというのは何とも嬉し恥ずかしという感じです。

さて、前置きはこれぐらいにして、

テレビ紹介の効果はいかほどだったのか、今の有料総合1位の実力はどの程度
なのかを赤裸々に公開してみたいと思います。

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(c)Appannie

先ずはリリース後のAppStoreランキング時系列。
放送後にものの見事に1位までかけあがり、5月20日の放送直後から
5月22日の22時まで約まる2日間有料1位を維持
しました。

そしてこちらが直近のダウンロード数の推移です。

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(c)Appannie

ダウンロードのピークは放送日の「3,789」で、翌日は約2,000
ダウンロードという実績でした。

AppStoreのランキングアルゴリズムはダウンロードがすべてではありませんが、
有料総合1位のデイリーダウンロード数は2,000前後とみておくのが良さそうですね。

ちなみに今回のテレビ露出によるダウンロード効果は約10,000ダウンロード
程度になりそうなので、販売価格¥85からAppleへの手数料30%を引いた
約¥60万
が今回のごっつあん収益になりそうです。

以上、ジェネシックスによるアプリビジネスの深イイ話でした。

他にも、深イイ話では色々なアプリが取り上げられていましたよ。

【TV番組】「深イイ話」で紹介されたアプリをランキング形式で|iPhoneのトリセツ

【講演レポート】バンタンさんにてアプリ開発の実際のところをお話してきたよ

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ITのクリエイターを養成する「バンタン ドットライブ アカデミー」さんにて主に在校生の方々に向けてお話する機会を頂いたので、ジェネシックスの現役エンジニア2名にてお話をしてきました。

【アプリ開発企業セミナー】~アプリ開発のノウハウ、制作フローを学ぶ~

そこで講演内容をざっくり紹介します。スライドの資料もあるよ。

スゴいアプリを作ろう / 坂田晃一

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講演資料:「スゴいアプリを作ろう

iOSエンジニアとして学生インターン時からジェネシックスの戦力になっている超優秀エンジニアな彼からの、デザイン思考もふんだんにちりばめたお話でした。

●なぜアプリを作るのか?

●チームとしてアプリを作る上での共通理解:UXデザイン定義書

●事業としていかにスケールさせるか:リーンスタートアップ

●今まで作ったアプリ:iレポート管理emoconに関して

【蛇足】講演した本人はこう思ったっス。

iPhone/iOSアプリを楽しんで使うことこそ一番良い勉強方法だと思っているので、楽しみながらでもスゴいアプリは作れる!!というのが伝わればと思ってお話しさせてもらいました。それが伝わってると嬉しいです。

なぜ僕はものをつくり続けるのか / 宮木伸介

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講演資料:「なぜ僕はものをつくり続けるのか

某大手メーカーのエンジニアや漫画家を経て今はiPhoneアプリ開発からプロデューサーも兼務する異色なサッカーフリーク宮木さんの笑いに溢れたお話でした。

●大手メーカー時代の話

●漫画家を目指していた時代の話:これがきっかけでiPhoneアプリ開発に(笑)

Music Beamの開発秘話

●大手メーカー時代のものづくりとiPhoneアプリのものづくりの共通点と違い

●トリセツに関して:リーンスタートアップサービスデザイン定義書

【蛇足】講演した本人はこう思ったっス。

自分が体験してきた様々なものづくりの現場から得られた共通点や相違点、またトリセツやドラえもんを例に、簡単にリーンスタートアップを説明させてもらいました。実際に手を動かしてものをつくるだけでなく、ものづくりには様々なことが絡んでいる事を理解してもらい、広い視野を持ってもらえたら幸いです。思いつきで聞きましたが、ドラえもんの道具は本当にいくつあるんだろう?(笑)

最後に

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通常のIT系イベントとは違い、バンタンさんの在校生も多かったためか非常に温かく礼儀の正しい雰囲気でした。機会をくださったバンタンドットライブアカデミーのご担当者様ありがとう御座いました。

ジェネシックスではアプリ開発のノウハウなど出し惜しみせず積極的に発信しておりますので、またこういった機会を頂けることを心待ちにしております。

「クルマを最高の音楽空間へ。」業界にイノベーションを起こすmusic Chefとは?

歴史の深い業界や規模の大きい業界は、その組織構造ゆえに一般論として変化への対応が鈍い。特に日本の古くからある市場の大きな業界では、インターネットによる革新で解決できるであろう課題が数多くあるように思えてならない。それはすべてがグローバルに開かれた市場になりつつある今ではさらに顕著で、日本が世界に誇る「自動車業界」においても例外では無いと思います。

今自動車業界では、韓国や中国などアジア勢の躍進はもちろん、欧州のメーカーは今までの延長先にある”カイゼン”ではなく、今まで無かった付加価値を様々な形で実現している。それはデザインであり、ルールを変えるような技術革新であり、インターネット活用であったりする。

実際、シリコンバレーにおけるイノベーションの対象も、今の自動車業界が抱える課題に焦点を当てたものが少なくない。魅力的で実用的な電気自動車の製造・販売を成功させつつあるテスラモーターズにはじまり、2000万のユーザー数を誇る無料ソーシャルナビゲーションアプリのWazeや、先日の本家TechCrunchのスタートアップのローンチイベントで優勝したのも、車の修理マーケットを破壊するサービスでした。

ただし、そんな日本においてもこの自動車業界におけるネット活用で大きなイノベーションを目論む注目のベンチャーがある。それが広尾に事務所を構える「株式会社ETスクウェア」だ。

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国内のソーシャルTVアプリ事情− tuneTV 1周年を振り返る

こんにちは、 @rikanakayama です。
この夏は海外だけでなく国内でもソーシャルTV系のアプリがリリースラッシュでしたね(*´ο`*)=3

そんな新顔のソーシャルTVアプリがあふれるなか、リリース後1周年を迎えすでに老舗感さえ漂うtuneTVをいつもご愛用いただいているユーザーの皆様、ほんとうにありがとうございます。
とはいえ、そんな tuneTVユーザーの皆さんに甘えているわけにはいかないので、この秋には tuneTVもリニューアルの予定です。ちょっと期待してお待ちください。

さて今回の記事は、リリース後1周年でリニューアルの節目を迎える tuneTV にフォーカスしてみました。とくに tuneTV をとりまく外部環境も踏まえつつ、なぜ今のtuneTVの形になったのかについても、ふりかえりつつまとめてみたいと思います。

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※バルス祭りの時のtuneTV。なんと、裏のフジテレビが互角(!?)

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「花テック2012」要チェックな最新サービスレポート #hanatech

もはやIT業界夏の風物詩といっても過言ではないTechWaveさん(@maskinさん)プレゼンツの「花テック2012」にフラっと遊びに行ってきたのでゆるフワにレポートします。夏の浅草は、特に日本の古き良き情緒を感じさせる雰囲気たっぷり、そこに「×IT」で各出展者の皆様が趣向をこらして時に面白く、時に真面目にサービスをPRするこの場はなんとも居心地が良かったです。

すべてのブースは回れなかったのですが、いつくかPick Upしてご紹介!

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ソーシャルアプリから学ぶUXデザイン~TuneTVとMy365~

去る7月3日(火)、クリーク&リバー社主催で、
ソーシャルアプリから学ぶUXデザイン~TuneTVとMy365~
というセミナーが開催され、株式会社シロクの石山氏と弊社のUXデザイナー藤井幹大によるトークセッションが行われました。
非常に見所の多かったそのセミナーの、全部とはいきませんが心にのこったUX金言をここでご紹介したいと思います。
※石山氏の敬称も文中では省略させていただいております。ご了承ください。

まとめ方としては、石山氏、藤井両名の発言を私の主観で5つの分野にカテゴライズしご紹介させていただきます。
*本記事は石山氏および藤井の許可を得て公開しています。

右が石山氏(株式会社シロク)、左が藤井(株式会社ジェネシックス)

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iTunes Connectでアプリを登録する際に気をつけたいこと

ふたたび…リジェクト経験だけは豊富な @rikanakayama です。

突然ですが、iTunes Connectでアプリを新規登録する際に、アプリ名とかキーワードとか説明文とか『これって後から変更できるんだっけ?』っと迷うことってないですか?えっと、わたしはいつも…。
ということで(困っているのは自分だけかもしれませんが)iTunesの登録項目を更新可否のレベルで一覧にしたのでシェアさせていただきます(ただの箇条書きだけど)。ついでに各項目を登録する際の注意事項や、わかりにくい項目についての解説も個人的観点で選別してまとめてみました。

いい加減なことを書かないよう、参照には信頼と実績の iOS Developer CenteriTunes Connect 公式ガイドライン(バージョン 7.3, January16, 2012)を使いました。とはいえ、よく仕様変更がある分野なので、この記事はご自身の責任において活用してください 。

【各項目の編集レベル】

(1)一度設定したら変更できない項目
・SKU
・Bundle ID

(2)バージョン単位で更新可能で、In Review以後は更新NG
Rejectされると(Developer Rejectなど含む)は更新OKとなる。
・Version Number
・Category
・Rating
・App Name
・Keywords
・Large Icon
・Review Notes
・Localization(追加) ※削除はいつでもOK

(3)いつでも更新OK
・Copyright
・Description
・Support Email Address
・Support URL
・Marketing URL
・Privacy Policy URL
・Screenshots
・EULA
・What’s New in This Version? ※初回登録時は不要
・Rights & Pricing ※バージョン単位でなくアプリ単位

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新卒向けUXデザインワークショップ レポート

みなさんこんにちは、1年振りの投稿になりますSakata(@huin) です。インターンの記事を書いてから1年、気づけば新卒社員としてジェネシックスにお世話になっています。

さて今日は、ジェネシックスのチーフUXデザイナー @mikihirocksさん が 新卒エンジニア向けに行った研修「UXデザインワークショップ」の様子をお伝えします。

UXデザインを知る

ワークショップは、「みなさんは何をつくりたいですか?」という問いとともに、ジェネシックスのモノづくり哲学について共有することから始まりました。

参加者から色々な意見が出る中で、ジェネシックスでは「世界を良く変えるモノ」を作りたいこと、そしてそのためにユーザーの「ゴール」体験を実現することを目指してモノづくりをしていることが話されました。その「ゴール体験」がジェネシックスの考えるUX(User Experience:ユーザー体験)であるという話を聞きました。

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iPhone アプリ審査ガイドラインの変更点(2012.04.16現在)

ジェネシックスブログではすこしご無沙汰してます、リジェクト経験だけは豊富な @rikanakayama ですw

本日は某アプリ申請にあたり審査傾向を知る必要があったため、約1年半前(2010年9月)に公開された初代「 iPhone アプリの審査ガイドライン」と最新のガイドラインの比較をしてみました。せっかくなのでその結果をメモ代わりに共有しておきます。
※ちなみに、ニュアンス重視の意訳となります。ミス翻訳などは当ブログのコメント欄でご指摘ください。

【2010年9月リリース版から最新版に追加された項目】
Introduction
If you attempt to cheat the system (for example, by trying to trick the review process, steal data from users, copy another developer’s work, or manipulate the ratings) your apps will be removed from the store and you will be expelled from the developer program.

・アプリで詐欺的行為を行った場合(例えばアプリの審査をごまかそうとする、ユーザーからデータを盗もうとする、他の開発者のアプリをコピーしようとする、アプリの評価を操作するなど)、そのアプリはappstore から削除されdeveloper programからアカウントを追放されます。

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