スマホ×写真で友達とのコミュニケーションが変わる![RingReef2.0レビュー]

メッセンジャーアプリ、チャットアプリ、と言えば皆さん何を思い浮かべますか?

今は恐らく「LINE」と答える人が圧倒的ですかね。それぐらい私自身としても色々な友人と使っていますし、街中で目や耳にします。まぁちょっと嫉妬するぐらいに。

「LINE」がリリースされたのは2011年6月。ちなみにシリコンバレーでは「Beluga(後にFacebookに買収)」「GroupMe(後にSkypeに買収)」などを中心とした「グループメッセージングアプリ」のブームが2010年前半に起こっていたり、また「LINE」リリース当時はアジアを中心に韓国発の「Kakao Talk」が1000万人規模でユーザーを獲得していたので、「LINE」は後発ながらもそういった流れにうまく乗りました。ただし、こと日本においてはこのカテゴリにこれと言ったサービスが無かったのも事実。スタンプや無料通話機能などブレイクの要素はいくつもありますが、いつの時代も「コミュニケーション」の欲求は普遍的なものだし、新しいデバイスにフィットした素晴らしいプロダクトを素晴らしいタイミングで出したなぁと、やっぱり関心してしまうわけではあります。

そんな「LINE」はどうやら全世界では4500万人越えだそうですね。他にも中国を中心に「WeChat」が1億人越えの規模で拡大していたり、もはや1000万越えのサービスはこのカテゴリでは珍しくなく、逆に一局集中よりもユーザーも常に新しいものを試すぐらいの余裕があるんじゃないかと感じていたりします。実際、アジア圏ではまた新たに「Cubie」というお絵描き機能をウリとしたメッセンジャーアプリが3ヶ月で200万DLを達成したりと、エッジを立ててグローバルにうまくドライブさせれたら、1000万オーダーの規模のサービスになっちゃうんじゃないかと。。

そんなまだまだ可能と夢のある本カテゴリに挑戦する”日本のサムライ”が来社されたのでお話を聞いてきました。昨年10月末にiPhone、Android同時に「RingReef(リングリーフ)」というメッセンジャーアプリをリリースしたNECビッグローブさんです。NECビッグローブさんのアプリといえば国産Twitterクライアントの「ついっぷる」などが有名ですが、目標1億ダウンロードを掲げる「RIngReef」にかける想いはとにかく熱いものがありました。そんな「RIngReef」はまもなくバージョン2.0へ大きくアップデートを予定し、コンセプトもリリース時から好評だった「写真」を中心としたものに変わるようです。彼ら曰く「ピボット」と言い切る今回新バージョン、早速ご紹介しましょう。

初期リリースと海外カンファレンスから得た学び



(プロジェクトリーダーの水谷さん)

2011年10月28日に北米を中心にリリース、その後日本版を11月21日にリリースしたRingReefはiPhone、Android並びにPC版を用意し、コミュニケーションアプリのキモとなる異なるデバイス間でのコミュニケーションを実現しています。「LINE」もそうですが、特定のプラットフォームやデバイスによらないボーダーレスな状態を持っておくことは、ことコミュニケーション系のサービスにおいてはやはりどうしても重要になってきます。ただ、組織としてかなりアクセルを踏まないとそこまで揃えるのは大変なので、この辺からもビッグローブさんの気合の入れ具合が伝わってきますね。

リリース時は様々な仕込みによって数多くメディアにも取り上げられ、いくつかのアップデートで細かい改善を積み重ねながら今年の3月にはアメリカのオースチンで開催されてた「SXSW」に出展してます、すごい!

ただ、出展の際の手ごたえは、正直「良くもなく悪くも無く」。世界的に見るとかなり多くのメッセンジャーアプリがあるなかで、よりエッジが立つような機能のフォーカス、よりユーザーの実態に合った改善など、目指すべき大きな目標の前には様々な課題が見えてきたということです。数あるアプリの中で「なぜRingReefじゃないとダメなのか」という点が突きつけられた大きな課題でした。


開発プロセスの大手術、「徹底的にユーザーの声を聴く」


「写真」の機能に関しては、ある種手ごたえを感じながらも、それをどのように次の改善につなげていくべきか、果たして本当にそれがユーザーにとって価値があるものなのか。そういった中で導入したのが「顧客開発」というプロセスでした。

ご存じの方も多いと思いいますが、「顧客開発」という概念はこちらの「アントレプレナーの教科書」にて提唱しているユーザーを中心とした開発プロセスです。最近話題の「リーンスタートアップ」のベースとなった本であり、我々も大いに参考にさせて頂いています。

この「顧客開発」というプロセスは(対極にあるのが「製品開発プロセス」なのですが)、失敗の許容を前提としながらサービスのコンセプトにフィットする”ユーザー”を開発していくことがポイントとなります。詳しいプロセスの話は割愛しますが、顧客開発では顧客となりうるユーザーの声を聞くことが大事なステップとなってくるのですが、RIngReefのチームはなんと1週間で54人にインタビューをしたそうです。作り手のエゴや妄想を一切排除し、ユーザーの声や反応を丹念に観察しながら、本当にリアリティのあるものをつくるというプロセスですね。そこからまとめあげた「仮説」から、いわゆるそのサービスを大いに広めてくれる「エヴァンジェリストユーザー」を設定し、そのユーザーの日常の文脈にあった新しいRingReefが完成しました。


マーケティング担当の中務さん


「写真」と「連続性」にフォーカスした新たしいRingReef2.0


RingReefが顧客の声を聞きながら大きくソリューションできると判断した課題は、現状のモバイルコミュニケーションにおける「写真をベースとしたコミュニケーションの断絶」でした。

例えば高校時代の同級生グループで日々のコミュニケーションは「LINE」を使っているとします。その仲間内で結婚式があり、久々にグループが集まって写真をiPhoneやデジカメで撮りました。式の最中はFacebookで写真と場所をシェアしたり、式の後はそれぞれが撮ったiPhoneの写真はそれぞれの端末に眠ったまま、デジカメでたくさん撮ってくれた友人はが「メール」や「Flickr」や「Picasa」に上げて一括で共有してくれました。その後の日々のコミュニケーションはまた「LINE」に。。

このように、ひとつのイベントがあるとたくさんの写真が生まれ、本来であればそれぞれの写真をベースにたくさんのコミュニケーションが発生する可能性があります。しかしサービスが断然しているためにそのコミュニケーションが生まれていないのが現状だと思います。
また、例えば自分の映っている写真って、自分が思っている以上にみんながそれぞれのケータイやデジカメの中に入っているんですよね。

そこで、イベントの前、最中、そしてイベント後。また、それぞれのイベントとイベントの間にある日常のコミュニケーション。これがひとつのサービスで完結するのだったら、それは素晴らしいこと何じゃないかと思います。

そう、その「連続性」に着目したのがRingReef2.0です。

それではいくつか機能をレビューしていきます。

ログインはFacebook、Twitter、mixiに対応しているので簡単に友達を誘いやすいですね。万が一どれもやっていなくても、新規会員登録もすることができます。

UIは「Path」っぽくなり洗練された印象です。
そして先ず最初にこれは良い!と作り手側としても思ったことは、チュートリアルが充実していることです。しかも既にいくつかの写真がアップされていて、擬似的にRingReefの世界観を”ダウンロード後すぐにひとりで”味わうことができます。

相手が必要なコミュニケーション系のサービスはこの”ダウンロード後すぐにひとりで”という部分がものすごく大事だと感じてます。せっかくDLしても、友達を誘ったりそこから何回かやりとりしてみないとそのサービスの本当の価値は伝わらないので、その間に脱落してしまうユーザーは多いと思うんですよね。この辺もきめ細かくケアしている部分は流石だと思いました。

そしてここからがRingReef2.0の真骨頂。最下部のバーで写真のアイコンをタップすると、そのグループにアップされている写真だけが奇麗に表示されます。それぞれの写真にエモティコンで感情を載せたりリアクションを手軽に返すことができたり、

このようにひとつひとつの写真をベースにコミュニケーションをすることができます。(このスクリーンショットでは私の独り言になってますが。。)実際ひとつのタイムラインだけだと、写真をひとつアップしても直ぐに流れていってしまうのですが、ベースのタイムラインがあり、そこにひもづく写真があり、その一階層下にそれぞれの写真に関するログが残っていくので、思い出が奇麗に整理されて残っていく印象。これは良いですね。まさにmixiなんかはこの辺をうまくやっていましたね。今主流のLINEはこの辺のケアは弱いので、RingReefの大きな武器になるんじゃないかと思います。PC版もサポートしているので、デジカメの写真もPCから一括アップロードできるそうです。これまた素晴らしい。

こちらはLINEのスタンプを思わせる機能で手軽なリアクションも担保しています。イラストは随時追加予定だそう、楽しみですね。


蛇足:僕はこう使うっス


個人的に、RingReef2.0は大いに使うと思います。特にイベントごとの多い大好きな夏到来なので、今「LINE」にあるいくつかのグループごとにRingReefを紹介して先ずイベントに合わせて使ってみようと思います。そこで少しでも写真をベースに「LINE」よりもコミュニケーションの熱量が高まっていくのなら、自然と日々のコミュニケーションもRingReefに移っていく可能性はあります。そして「写真」をベースとしたログがたまっていけばいくほどRingReefから離れられなくなる。。というのがビックローブさんにとってはムフフなシナリオでしょうか(笑)
でも秋頃には少なくとも私自身はそうなっているんじゃないかな、と感じさせるぐらい良いピボット、良いアップデートになること間違いなしです。
是非みなさまも使ってみて、感想を教えてください!

About tommygx90
桜ヶ丘ではたらくベビースターラーメン。Twitter(@tommygfx90)

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