キーワードで読み解く中国の最新スマホ&IT事情

你好!上海かぶれの@tommygfx90です。
今週前半、2泊3日で開発拠点の視察も兼ね、上海に出張してきました。
日本にいてもニュースで得られる情報はありますが、やはり現地に行って直接肌で感じたり
聞いたりしないと分からない情報や温度感もあり、とても収穫の多い出張だったと思います。

本エントリーではその中で得た情報や考察をキーワードでまとめたいと思います。

iPhone

iPhoneは直近でかなり増えてきているみたいです。
待中の看板でも頻繁にiPhoneの広告を見かけるぐらい。
ただiPhoneは未だに中国の一般層にとっては高級品で、給料の1〜2ヶ月分
という高価格帯。
それでもiPhoneが売れているのは、彼らにとって高級ガジェットはステータス
を表す大事なツールとなっているからだそう。
ブランド力があり、ちょっとやそっとでは手が出ないというのが逆に彼らの
購買を駆り立てている側面もあるとのこと。
このあたりは大きな価値観の違いですね。

端末自体は基本SIMロックフリーのものを手に入れて、一番ユーザーの多い
チャイナモバイル(中国移動)で使用するのがマジョリティ。
こちらの大和総研の調査にもある通り、ネットワークの品質の問題もある
みたいですね。

Android

逆にあまりパッしなかったのがAndroid。
特に海外系の端末はiPhoneに比べて特別安いわけではないらしく、上記の
通りステータスとして持つには中途半端な存在の模様。
中心地では広告を見かけることもかなり少なかったように思います。

ただ実際は深くまで探りきれなかった感は否めません。Androidの最新事情に関して
はこちらの記事が詳しいしリアリティがあります。

売れてる? 売れてない??中国メーカー製Android端末

アプリマーケティング

無料アプリしかダウンロードしない!
というのが圧倒的意見でした。しかも家のwi-fiでダウンロードして、移動中
はゲームなどローカルで楽しめるアプリを使うのが一般的な使い方の模様。
なのでユーザー課金という目線はかなり厳しいのが印象です。
日本のガラケーソーシャルゲームのような都度通信&アイテム課金というの
は通信環境も含めて難しいですね。

課金を極端に敬遠という背景もあって、iPhoneアプリのダウンロードは下記の
ような「無料セール中のアプリを通知してくれるアプリ」というのが
大きな力を持ち始めてます。

软件游戏猎手[itunes link]  
限时免费[itunes link]

FAADや日本のFreeAppNowみたいな感じですね。
これは知らなかった。

グレートファイアーウォール

これは言わずもがなですね。
TwitterやFacebookはもちろん使えません。もちろんVPNなど色々駆使して
アクセスしている人もいるみたいですが、やはりマイノリティ。
それ以上に重要なのが、それらを使いたくなる前に同様なサービスが国内で
立ち上がるために、外とのつながりが無い人であれば国内サービスで十分
となってしまうのが今の中国パワー。
こちらの記事に使えないサービスがまとまってます。

中国で規制されているウェブサイト(NAVERまとめ)

Weibo(微博)

前述の事情を最近でもっとも良く表すのがTwitterのようなマイクロブログを
意味する”Weibo(微博)”です。
滞在中もう何度このキーワードを耳にしたことか。。

それぐらい中国ではWeiboが浸透していて、もはやインフラレベルとのこと。
同様なサービスは数多くあるみたいですが、現状人気とシェアを2分している
のが下記の2つ。どちらもユーザー数は1.5億人規模。

新浪微博(Sian Weibo)
腾讯微博(Tencent Weibo)

新浪(Sian)はオピニオンリーダーを獲得することによってこの”Weibo”で
急激にユーザー数を増やしている注目企業。腾讯(Tencent)はすでにQQブランド
でかなりのユーザー数を保有しているので、そちらのユーザーを流し込んでシェア
猛追中とのこと。両者はかなり熾烈な争いをしているみたいですね。

中国ミニブログ(Weibo)戦争ーTencentはSinaを追いかける

また、どちらのアカウントも認証アカウントとしてサードパーティーが組み込める
ため、多くのサービスがFacebook Connectのようにこれらのサービスでの認証を
導入し始めているみたいです。

グレートファイアーウォールによる鎖国!
という印象が強い上記事情をふまえると、中国でもグローバル展開の視野に入れ
ている場合は、こと中国においては
「認証はFacebookでもTwitterでもなく”Weibo”」というローカライズが必須に
思えます。

(おまけ)新天地

上海におけるStart upが集まる場所と言えばこの”新天地”みたいです。
こちらには外国人も多く出入りしていて、特に新天地にあるスターバックス
2階では中国のIT系Start upが日々mtgや開発、外国人とのネットワーキングを
しているとこのと(笑)
今回は時間が無くて行けなかったのですが、次回は是非行ってみたい。

まとめ

海外から見る日本同様、魅力的な市場ではあるが独自の商習慣や文化を理解し、
かつITにおいてはその”鎖国生態系”を加味した上でのグラウンドデザインが
必須なのが今の中国なのではないでしょうか。
ただし日本よりも人口やマーケット規模は大きく、何より現地でも感じたその
熱量に、日本人として危機感を覚えずにはいられません。
TechCrunchの代表的なカンファレンスである”Disrupt”も10月にはアジアで
初の開催として北京にて行われます。
シリコンバレーからも最も注目されている中国攻略においては、同じアジア
としての日本のほうがアドバンテージはあるはず。
我々も引き続き注視していきます。

最後に、今回の調査に深く協力頂いた@CN_Yang氏に深く感謝。

About tommygx90
桜ヶ丘ではたらくベビースターラーメン。Twitter(@tommygfx90)

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